2019/07/03 11:45
固形せっけんについては、原料となる油の種類や
油の純度が、出来上がった石鹸に影響を与えることを
これまでに説明してきました。
さて、今度は作り方についてです。
1.中和法
2.高温釜焚製法(ホットプロセス)
3.低温釜焚製法(コールドプロセス)
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1.中和法について
あらかじめ油を脂肪酸に分解し、脂肪酸とアルカリを反応
させてつくるため、若干変質しやすい石鹸になります。
作られる時間や手間などを考えると大量生産に適します。
ただ、保湿成分が一切含まれない石鹸になるため、
石鹸の単一成分の無添加のは刺激を感じやすくなります。
2.高温釜焚製法(ホットプロセス)について
石鹸釜に、油とアルカリ(苛性ソーダ=水酸化ナトリウム)を
入れて、高温で熱しながらかき混ぜます。
原料本来の色や栄養分、香りをそのまま残すことができます。
3.低温釜焚製法(コールドプロセス)について
原料の油と苛性ソーダの’化学反応熱だけ’で石鹸にする方法。
原料の油に含まれるグリセリン(保湿成分)などの栄養分を
豊富に残した贅沢な石鹸に仕上がるため、保湿感を得られます。
また、油のそれぞれの特色を活かした石鹸をつくることができます。
そのため、原料の油のレシピが生命線。
様々な種類の油の特徴から配合を検討し、豊富な経験をもつ
職人の技によって、贅沢な石鹸をつくりあげることが可能となります。
成分が、石けん成分だけであったとしても、こうした作り方により
大きく使用感が異なってくることをご理解頂けたかと思います。
皆さんは、どの作り方の石鹸をスキンケアに使いたいですか?
次回は、固形せっけんの’固め方’についてご説明します。
随分詳細に入ったように感じるかもしれませんが、これは
普段から皆さんが固形せっけんに対して感じている
ストレスに大きく関係することなので、ぜひご覧くださいね!